CADとは?

CADとは、Computer Aided Designの頭文字を取ったもので、コンピューターによる設計・製図の装置(システム)、またはCADを使って図面を作成することをCADと呼んでいます。 CADは、航空業界や建築業界などの工業製品の設計から普及していきました。最近では、半導体の設計や洋服のデザインやシュミレーションなど、様々な仕事にCADが導入されています。このように、デザイン・設計のあらゆる分野で普及したのには理由があるのです。CADには、優れたメリットがあるのです。 CADのメリットは、二点あります。
@ 製品のイメージが出来る
CADが導入される前は、製品を作る際には、デザイナーがスケッチを見せて依頼主と話し合いながら、詳細を決めていきました。しかし、どんなに話し合いをしても、実際に製品が仕上がってみると、思っていたものと違うというようなことも出てきます。CADなら、このような問題を解決できます。製作の段階から、3Dにして立体的に見せることができるので、仕上がりのイメージが共有できるようになりました。
A 編集が簡単
設計やデザインの仕事は、何度も修正しながら完成に至ります。コンピューターであれば、何回消しても、またすぐに修正できます。CADが導入される前は、紙に設計図を書いていたので、修正・訂正が大変でした。CADでは、線の太さから図形の配置など、何度も自由に変更可能です。失敗しても、すぐにやり直せるので、手作業よりも格段にスピードアップ・時間短縮につながります。

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CADソフト

ワープロやDTPに業界標準ソフトがあるように、CADにも業界標準ソフトがあります。その一つがAutoCADです。AutoCADは、60〜100万円もする(これは大変効果なCADソフトですね)、大変高価なソフトなので、「CADを勉強してみたい」と思った個人が、突然購入するには難しく、負担も大きいソフトなのです。そこで、このAutoCADから3D機能などを取り除き価格も比較的手軽な、AutoCADLTが広く使われるようになりました。AutoCADLTは実際に多くの企業で導入され、また、その技術者が求められています。AutoCADLTを身につけておけば、AutoCADの習得へのステップアップもスムーズにできます。CADソフトの高価さに驚いている人も多いと思います。CADオペレーターになりたいと思い、CADを勉強しようにもCADソフトが購入できないようではCADを身に付けるのも難しいかもしれません。ところが、実はCADソフトの中には、無料のものがあるのです。実はこの無料CADソフト、これまで多くの現場で使用されてきました。その名も「JW−CAD」というソフトです。このソフトは、無料で手に入ることや、その操作性によって広く活用されています。

CADの仕事

・「CADデザイナー」 CADを使ってデザインをする仕事です。 設計図や、建築物の完成予想図等を作成します。この他にも、都市計画のシュミレーションを作成したりもします。
・「CADオペレーター」 建築士や設計士が作成した図面を、CADを使って作成する仕事です。 設計者自身が、CADを使って図面を作成することもあります。建築関係、機械関係の仕事では、設計者が作成するには時間がかかってしまいますので、オペレーターが専門にCADを使って作成しています。
・「建築士建築士」 建築物の設計、工事や現場を管理する仕事です。 昔は、手書きで設計をしていましたが、現在では、CADも普及しているので、建築士自らがCADを使って設計しています。
・「工業デザイナー」 工業製品のデザインといっても、職種は多岐に渡ります。航空機、自動車やバイク、文房具、家具、電化製品など、さまざまな工業用品をデザインする人を工業デザイナーと呼びます。もちろん、CADを使って、デザインをしています。

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